【楽プラ】ザ★スナップキット 1/32 TOYOTA GR スープラを楽じゃない方で作ってみるの巻

楽プラ・ザ☆スナップキットを楽じゃない方で作る第2回、GRスープラの巻です。完成まで1記事で行きますよ!
キットの構成はシリーズを踏襲していて、パチパチ組むだけですぐに出来上がります。が、やっぱりシールを貼るのは大変そう… 今回も全塗装するので、色分け用のシールは貼りません。

  1. 仮組み
  2. 塗装前のボディ処理作業
  3. ボディ塗装
  4. 研ぎ出し
  5. 内装・その他のパーツ
  6. 各パーツの組み上げ
  7. 完成
  8. Gallery

仮組み

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディパーツ仮組み

パーツをランナーから切り離し仮組みしていきます。スナップキットなので仮組みも楽チンです。ボディは前後パンパー部パーツとミラーを付けるだけ。フロンバンパーに取り付ける時に少しパズル的に感じたので、はめ込む際の当たりどころを確認しておきます。リアバンパー部のパーツはランナー個体によるかもしれませんが、ボディとの隙間が割と出る様なので(特に両サイド下部)、気になる場合はパーツの反りを直したり、プラ材等で隙間を埋める加工をするなりをしておきます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 内装パーツ仮組み

室内パーツは、ステアリングを取り付けた後、前面と側面を折り曲げてピンに差し込みバスタブ形状にします。塗装しない場合はパーツを折り曲げる前に内装用シール貼りを済ませておきます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ タイヤ・ホイールパーツ仮組み

タイヤとホイール内部は一体パーツで、タイヤは残念ながらゴム製ではありません。ホイール側面モールドをタイヤパーツにはめ込む様になっています。左右はシャフトでつなぐタイプ。前輪用と後輪用で若干長さが違うので、間違えない様に気を付けます。
ブレーキ周りは再現されていません。35GT-Rの時にはあった、ブレーキディスクらしき段差もスープラにはありませんでした。むぅ…

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 仮組み終了 前面から 【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 仮組み終了 後面から

それぞれのパーツを組み合わせて、ひとまず仮組み終了です。前後ライトのクリアパーツははめ込み式になっているので、この時点では付けていません。

塗装前のボディ処理作業

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ処理

塗装の前にボディパーツの下処理をします。捨てサフを吹いてからゲートとパーティングライン消し、ヒケ取りをします。フェンダーの裏側は忘れやすいので、先にやってしまいます。
またボディに取り付けるパーツ(スープラの場合は、前後バンパー部パーツと前後ライトカバー・リヤライト内のメッキパーツ)の合いやクリアランスを見て、塗装後の塗膜の厚さを考慮しておきます。
ボンネットのダクトカバーはモールド再現されていないので、実車写真を参考にケガキ針とデザインナイフでちまちま削りある程度の形にしておきます。合わせてドアノブ内面も抜きが無いのでこちらも削りこんで取手の形を出してくと再現性が高くなります。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ処理後

ボディの処理が終わったら中性洗剤とブラシで油分や削りカスなどの汚れを落として下地塗装に移ります。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ追加加工

フェンダー上部のダクトとドアノブはこんな感じにしてます。

ボディ塗装

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ下地塗装

下地塗装をします。今回はホワイトサーフェイサーを使用しました。乾燥後にザラ付きを取るために2000番のスポンジやすりで表面を均しておきます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ1次塗装 ホワイト

1次塗装です。クレオスのGXクールホワイトをエアブラシで薄めに吹きます。サフが白なのであまり意味なかったかも。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ2次塗装中 ブルー

本塗装でブルーを吹きます。ムラが無くなる様に3回程吹き重ねます。ホライゾンブルーをイメージしたつもりが全く違う色になりました(多分)。実車見れないし… 調色失敗!ですが、このまま進めますよー

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディクリア塗装

ブルーの塗装後にクリアーを吹きます。3回程重ねた状態です。研ぎ出しをするので厚めでも大丈夫。クリアー塗料はクレオスのGXスーパークリアーⅢをフィニッシャーズのピュアシンナーで1:1.5〜2程度の希釈にしてなるべくザラ付きがしない様に吹いていきます。吹き終わったら2〜3日乾燥させます。

クリアー研ぎ出し

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ研ぎ出し後

ボディの乾燥が終わったら、クリアーの研ぎ出しに入ります。タミヤスポンジやすりの2000番で塗面のザラ付き、梨地が無くなるまで平滑(表面が均一なつや消し)になるようにします。さらにやすりの番手を上げて、やすり傷を消していきます。
例:タミヤ3000番→神ヤス4000番→6000番→8000番
または3000番→コンパウンド粗目→細目→仕上げ目

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ コンパウンド艶出し後

研ぎ出しが終わったら、コンパウンドで艶出ししていきます。6000番程度まで研いだ場合は細目から始めて艶が出てきたら仕上げ目で細かな傷を取っていきます。コンパウンドはタミヤ製を使用しています。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディパーツのマスキング

ボディの艶出しが終わったら、ナンバーステー、Aピラー、サイドスポイラー部をつや消し黒(黒サフ)の塗り分けのためにマスキングします。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ボディ塗り分け

ボディの塗り分け終了です。ダクト部はエナメルで筆塗りしました。合わせてパネルライン等にスミ入れもしておきます。今回はエナメルのクリアーブルーにごく少量黒を混ぜつつスミ入れ部分が目立たない様に調整しながら入れていきます。

内装・その他のパーツ

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 内装の塗装後

内装の塗装です。実車画像などを参考に塗り分けをします。作業しやすいように切り離してしまいます。黒サフをベースに吹いてシルバーやセミグロスブラックなど筆塗りしていきます。ボディを被せたらほとんど見えなくなるので、ほどほどに。ステアリングのロゴやメーター、ナビの部分は付属のシールを使用しました。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ シャーシ裏のマフラー塗装

シャーシ裏のマフラー部も塗装しておきましょう。塗装の前にマフラーの排気口が埋まっているので、ピンパイスで深く掘っておくとパイプ感が出ます。マスキングしてシルバーを吹きます。プラの地肌を生かしてサフなしで塗装すれば艶あり黒と同等なシルバーの金属感がきれいに出たりします。シルバーはクレオスのスーパークロームシルバー2を使いました。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 内装組み立て後

内装をバスタブ形状に組み戻ししてシャーシに接着します。ABSなので溶剤系は効きません。水性ウレタン系がなかなか強力で、しかも乾燥後はペリペリ剥がせるので重宝します。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 窓枠の塗装

窓ガラスのクリアーパーツを裏面から塗装します。窓枠のマスキングはシールの枠を使用すれば、マスキングテープの切り出しをしないで済みます。不足分と表面も忘れすにマスキングテープでカバーしておきます。裏面が終わったら、表面のワイパーをエナメルのフラットブラックで筆塗りしておきます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ サイドミラーの制作

サイドミラーを制作します。パーティングラインやバリを処理したら、黒サフを吹きます。実車は上部がつやけしで下部とステーがツヤありピアノブラックとのことなので一応塗り分けをします。筆塗りまたはツヤありブラックを吹いた後マスキングテープとマスキングゾルを駆使して上部をつや消しにします。ウィンカー部は本来クリアーパーツですが、ハセガワのミラーフィニッシュを貼ってそれっぽくごまかします。ミラー面は透明プラ板を付属シールを台紙にカットし裏面にシルバー塗装かミラーフィニッシュを貼ったものを取り付けます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ブレーキ周り部品制作

タイヤ・ホイール部の加工です。ブレーキ周りはオミットされているので、プラ板からブレーキディスクとキャリパーを作ってみます。公式サイトや実車画像を参考におおよその形にしていきます。ブレーキディスクは2~3mmのプラ板をホイール内面寸法からキャリパー分を引き算して半径を決めてサークルカッターで切り出します。一応前後でディスク半径を変えておきます(フロント>リヤ)。キャリパーも外側から見える部分だけブラ板から削り出していきます。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ タイヤ・ホイール加工後

自作したブレーキパーツとホイール面を組み込みます。キャリパーをレッド、ディスクをシルバーに塗装してペタペタ貼り付けます。ちょっとオーバースケールになってしまったでしょうか。まぁホイールの隙間から赤いキャリパーが見えるだけで印象が違うと思いますので、これで良しとします。ホイール面は塗り分け回避の限定車用のマットブラックです。センターキャップのロゴはシールを切り出ししていますが、これが一番大変かもしれないですね…

各パーツの組み上げ

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ ウィンドウ組み込み

塗装した窓ガラスをはめ込みます。ここはすんなりはまりました。

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 小物パーツ群

小物パーツを仕上げて取り付けます。

フロント(ライト・メッシュ・アンダースポイラー)
ライト部をシルバーで筆塗り、ライト下部のラインは付属シールを使用。
フロントライトカバー
差し込み用の棒が目立ちがちなので、スモークを裏から軽く吹いて目立ちを抑えてます。
リア
反射板の部分をシルバー→クリアーレッドで塗装。
リアライト
内部メッキパーツはそのまま、カバーのクリアーパーツはクリアーレッドを裏側から塗装。
サイドミラー
差し込みピンが長く室内から目立つ様なら短くカット
【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 合体前

シャーシにタイヤを取り付けキャリパー位置を合わせてシャフトを固定します。ボディに小物パーツを取り付けたらシャーシとボディを合体させます。合体させたら仕上げに付属シールからナンバープレートとリアのSupraロゴ、GRロゴとリアバンパーセンターのライト?を貼り付けます。

完成

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 全塗装 前面 【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ 全塗装 後面

ほこりや指紋をキレイにして完成ですー。

Gallery

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ フルペイント フロント

【写真】楽プラ アオシマ ザ・スナップキット GRスープラ フルペイント リア

青島文化教材社の楽プラ「ザ☆スナップキット」TOYOTA GRスープラを楽じゃない方で作ってみるでした。R35に続いて全塗装してみましたがいかがだったでしょうか。塗装前提のキットではないのでわざわざ塗装するのもなんですが、こうやって仕上げると模型映えするという事でいいんじゃないですかね。今後シリーズの新車種も増えていくそうなので、もちろん塗装をしなくても楽しめる「楽プラ」ぜひ作ってみてくださいね。

青島文化教材社 ザ★スナップキット